夫の浮気が発覚し別居する夫婦は多くいますが、果たして彼らは夫婦として修復できているのでしょうか?
ご主人の浮気を知った時、「とりあえず別居する」
あなたもこの選択肢が頭をよぎったことでしょう。
すぐに離婚か修復か決められない。
あまりのショックに感情的になってしまい、話し合いにならない。
落ち着いて冷静に今後のことを考えたいから、一度距離をおいてみよう。
納得できるし、自然な流れのように思うかもしれませんが、実はこの「とりあえず別居する」の判断が思わぬ落とし穴になってしまうことがあるのです。
今回は浮気発覚後、別居することのリスクと別居する場合の注意点についてお話します。
修復できた、修復したかったのにもかかわらず、“とりあえず”した別居のせいで、それが叶わなくなってしまうことのないように、別居ついてはよく理解した上で判断してほしいのです。
目次
浮気発覚後の別居、修復を望むなら別居は要注意!
夫の浮気が発覚し、こみ上げる怒り、許せない思いなど様々な感情がコントロールできず、「話しもしたくない、顔も見たくない! これからどうするか、一人で冷静に考えたい」という理由での別居。
もしかしたら、それが今の二人にとってベストな判断、正しい方法だと思う人も多いことでしょう。
「そうすれば夫も少しは反省するだろうし、自分がしたことの重大さをわからせよう」という考えもあるのかもしれませんが、実はこの流れでの別居は、お勧めできません。
離婚の意思がはっきりしていないにもかかわらず、このような理由でご主人との話し合いもろくにしないまま、とにかく距離を置く、別居する、というアクションは、その後離婚につながってしまう可能性が、非常に高くなってしまうのです。
芸能人でも不倫騒動の後、別居中から離婚というニュース、よく耳にしますよね。
実際には、別居したことで関係を修復できたという夫婦よりも、そのまま離婚してしまう夫婦の方が断然多いということを、あなたは知らないのではありませんか?
浮気発覚後の別居が要注意なワケとは⁈
ご主人が浮気相手に夢中⁈
浮気が発覚した時点でのご主人と浮気相手の関係が、今まさにラブラブの絶頂だった場合、あなたの別居は逆効果になってしまうことがあります。
なぜならご主人は、あなたと離婚を考えるほど、浮気相手に夢中になっているかもしれないから。
もちろん、恋はピークもあれば落ち着く時も必ず来ます。ですからその盛り上がりも一時的なものであることが考えられます。しかし、そのタイミングで浮気が発覚し、あなたがろくに話し合いをすることなく、別居してしまったらどうでしょう?
ご主人と浮気相手には好都合でしかありません。
あなたはご主人が焦って、反省し、あなたにすがり付き、追いかけてきてくれることを期待するかもしれませんが、それは甘い考え。
待てど暮らせど連絡は来ないし、ご主人と浮気相手が盛り上がるだけなのです。
あなたが「修復したい!」と家に帰ったころには、もう時すでに遅し、修復不可能、離婚の道しか残されていないという事態も十分にあり得る話。
望んでいない離婚を招かないためにもに、別居は慎重に決めるべきなのです。
ますます気持ちが離れてしまう
冷静になるつもりで始めた別居でも、離婚か修復か決められない状態で一人で過ごしていると、考えることはどうしてもネガティブなことになりがち。
こうだったのか、そうだったのかもしれないと、相手としっかり向き合うことをしないまま、勝手にネガティブな妄想をどんどん募らせることになり、許せない思いや怒りを増強させてしまい、気持ちが離れてしまうことがあります。
また、ご主人側も、何かしら夫婦間に浮気に走ってしまう理由を抱えていたことが考えられますから、二人が実際に距離を置くことで、気持ちがさらに離れてしまい、夫婦の最終的な決断をしてしまう可能性もあるのです。
浮気発覚後に別居し、修復を望むなら?
前向きな別居であることをご主人にしっかりと伝える
何も言わずに家を出る、感情的になって勢いで家を出るなどは避けるべき。
「少し冷静になって、あなたとちゃんと向き合えるようになるために時間が欲しい」という目的、あなたの意思を伝えることが大切です。
あくまで前向きな判断であることが伝わるようにしましょう。
冷却時間はできるだけ短く、修復したいなら最長でも1週間
離婚を決意したわけでもないのに、長期に別居することはNG。少しでも修復したい、その可能性にかけたいというなら、別居は最小限にするべきです。
ご主人と向き合うことをしなければ、何も解決しませんし、修復がどんどん困難になってしまうだけ。
冷静に向き合える準備が整ったら、ご主人にその旨を伝えて、家に戻りましょう。
連絡はきちんと取る
別居中、ご主人からの連絡を無視したりすることのないようにして、あなたの状況や気持ちを冷静に少しずつ伝えていくようにしてください。
気持ち的に会えそうなら、別居中でも家以外の場所で会って、冷静に話し合いをしてみるのも一つの手段です。
連絡もとらない、話さない、会わないという期間はできるだけなくしましょう。
まとめ
浮気発覚後、別居からの修復を望むのであれば、その別居期間は前向きな修復のための準備期間でなければなりません。
ご主人と冷静に向き合うために自分を落ち着かせる時間。
自分がどうしたいのか、自分にとっての幸せが何なのかを見つめ直す時間。
なぜ、浮気が起こってしまったのか、ご主人を理解しようとする姿勢を整え、自分自身を振り返る時間にすることが大切です。
しかし、基本的に別居するなら、離婚覚悟の上で。
修復を望むなら、別居ではなく、ご主人としっかり向き合うしかないということを理解してくださいね。